令和8年(2026年)問50|建物

建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.建物の基礎とは、建築物の荷重を支え、地盤に伝える部分をいい、基礎底面の深さは、建築物を支えるのに十分な地耐力が得られる深さにする。

2.独立基礎は、連続させない部分的な基礎をいい、木構造では、荷重が小さい箇所に通常設けられる。

3.べた基礎は、建築物の直下全面を板状の鉄筋コンクリートにした基礎をいい、建築物が重い場合や、地耐力が小さい場合には通常用いられない。

4.布基礎は、連続した基礎をいい、建築物の外周壁や主要な間仕切壁の骨組の下、便所及び浴室のまわりに通常設けられる。


【答え:3】

1.建物の基礎とは、建築物の荷重を支え、地盤に伝える部分をいい、基礎底面の深さは、建築物を支えるのに十分な地耐力が得られる深さにする。

1・・・ 適当

「基礎」とは、建物のいちばん下にあって、建物の重さ(荷重)を支え、それを地盤に伝える部分のことを言います。

基礎は、建物の重さをしっかり支えられる地盤まで届いていなければなりません。そのため、基礎の底の深さは、建物を支えるのに十分な「地耐力」が得られる深さにします。「地耐力」とは、地盤が建物の重さを支えることができる力のことを言います。

たとえば、地面の表面近くがやわらかい土で、少し深いところに固い地盤がある場合は、基礎をその固い地盤まで深くするか、杭を打って固い地盤に重さを伝える必要があります。

ですので、この肢は適当です。


2.独立基礎は、連続させない部分的な基礎をいい、木構造では、荷重が小さい箇所に通常設けられる。

2・・・ 適当

「独立基礎」とは、柱の下などに、1か所ずつ、連続させずに部分的に設ける基礎のことを言います。

木造の建物では、たとえば、床を支える「束(つか)」という短い柱の下や、玄関ポーチやウッドデッキの柱の下など、建物の重さがあまりかからない箇所に、通常、独立基礎が設けられます。

重さがかかる外周の壁の下などには、後で出てくる布基礎のような連続した基礎が使われ、重さがあまりかからない部分には独立基礎を使うというように、使い分けがされています。

ですので、この肢は適当です。


3.べた基礎は、建築物の直下全面を板状の鉄筋コンクリートにした基礎をいい、建築物が重い場合や、地耐力が小さい場合には通常用いられない。

3・・・ 不適当

「べた基礎」とは、建物の真下の地面全体を、鉄筋の入った板状のコンクリートで覆ってしまう基礎のことを言います。

べた基礎は、建物の重さを広い面全体で地盤に伝えることができるので、1か所あたりにかかる重さを小さくすることができます。たとえば、雪の上を歩くときに、普通の靴よりも面積の広いかんじきをはいたほうが沈みにくいのと同じ考え方です。

そのため、べた基礎は、建物が重い場合や、地盤がやわらかくて地耐力が小さい場合に、通常用いられます。

ですので、「建築物が重い場合や、地耐力が小さい場合には通常用いられない」というのは、逆になっているので不適当です。


4.布基礎は、連続した基礎をいい、建築物の外周壁や主要な間仕切壁の骨組の下、便所及び浴室のまわりに通常設けられる。

4・・・ 適当

「布基礎」とは、壁の下に沿って、帯のように連続して設けられる基礎のことを言います。断面が逆T字型になっているものが多く、木造住宅で多く使われてきました。

布基礎は、建物の重さをしっかり受け止める必要がある、建物の外周の壁や、主要な間仕切壁(部屋と部屋を仕切る壁)の骨組みの下に設けられます。また、便所や浴室のまわりは、水を使うため湿気がこもりやすく、木材が腐りやすいので、その周りにも布基礎を設けて、土台などを守るようにします。

ですので、この肢は適当です。


令和8年(2026年):宅建試験・過去問

問1
所有者不明土地・管理不全土地
問2
賃貸借
問3
共有
問4
相続(法定相続分)
問5
契約の終了
問6
売買契約・賃貸借契約
問7
代理
問8
売買契約
問9
法定地上権
問10
契約総合
問11
借地権
問12
建物賃貸借
問13
区分所有法
問14
不動産登記法
問15
都市計画法
問16
都市計画法・開発許可
問17
建築基準法
問18
建築基準法
問19
盛土規制法
問20
土地区画整理法
問21
農地法
問22
国土利用計画法
問23
贈与税(住宅取得等資金の非課税特例)
問24
不動産取得税
問25
地価公示法
問26
広告
問27
監督処分・罰則
問28
宅建士
問29
媒介契約
問30
営業保証金
問31
宅地・宅建業の定義
問32
犯罪収益移転防止法
問33
専任の宅建士
問34
重要事項説明・35条書面
問35
報酬計算(売買)
問36
重要事項説明
問37
報酬計算(貸借)
問38
37条書面
問39
業務上の規制
問40
業務上の規制
問41
届出
問42
クーリングオフ
問43
重要事項説明
問44
案内所等の規制
問45
住宅瑕疵担保履行法
問46
住宅金融支援機構
問47
不当景品類及び不当表示防止法
問48
統計
問49
土地
問50
建物

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