土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.砂州は、河川によって河口付近まで運ばれた土砂が、沿岸流によって細粒分が洗い流されて、海岸線に沿って砂を主体に堆積した地形である。
2.砂丘は、風によって吹き寄せられた砂が堆積した地形である。
3.砂州は、比較的良好な地盤であり、液状化の可能性がない。
4.液状化とは、地震の発生などで地盤が強い衝撃を受け、地盤全体が液体のような状態になる現象をいう。
1・・・ 適当
「砂州」とは、川によって河口のあたりまで運ばれてきた土砂が、海岸に沿って流れる海の流れ(沿岸流)によって運ばれ、細かい泥などは洗い流されて、主に砂が海岸線に沿って細長く積もってできた地形のことを言います。
たとえば、京都府の天橋立は、湾の入口をふさぐように細長く伸びた砂州として有名です。
沿岸流によって細かい粒が洗い流されるので、砂州は砂を主体とした地形になります。ですので、この肢は適当です。
2・・・ 適当
「砂丘」とは、海岸や川の近くにある砂が、風によって吹き寄せられて、小高い丘のように積もってできた地形のことを言います。
たとえば、鳥取県の鳥取砂丘が有名です。海岸の砂が、海から吹く風によって内陸に運ばれ、少しずつ積み重なってできました。
このように、砂丘は風によってできた地形なので、この肢は適当です。
なお、砂丘や砂州のように砂でできた地形は、水はけがよい一方で、砂が締まっていないことが多いという点も、あわせて覚えておきましょう。
3・・・ 不適当
砂州は、周りの低い土地に比べると少し高くなっていることが多いので、宅地として比較的利用されやすい地形です。しかし、「液状化の可能性がない」というのは言い過ぎです。
液状化は、①水を多く含んでいて(地下水位が高い)、②粒のそろった砂でできていて、③砂の粒がしっかり締まっていない地盤で起こりやすいと言われています。砂州は、まさに砂が主体の地形で、海に近いため地下水位が高いことも多いので、地震のときに液状化が起こる可能性があります。
実際、過去の大地震では、砂州や砂丘のすそ野、埋立地などで液状化の被害が出ています。
ですので、「液状化の可能性がない」というのは不適当です。宅建試験の土地の問題では、「まったくない」「絶対に〜」のような言い切りの表現は誤りであることが多いので、注意しましょう。
4・・・ 適当
「液状化」とは、地震の強い揺れなどで地盤が強い衝撃を受けて、地下水を多く含んだ砂の地盤が、まるで液体のようになってしまう現象のことを言います。
ふだんの砂の地盤は、砂の粒どうしがかみ合って建物を支えています。ところが、地震で強く揺さぶられると、砂の粒がバラバラになって水の中に浮いたような状態になり、地盤全体が泥水のようになってしまいます。
その結果、建物が傾いたり沈んだりしたり、逆に地中のマンホールなどの軽いものが浮き上がったり、地面から砂まじりの水が噴き出したりします。
ですので、この肢は適当です。
令和8年(2026年):宅建試験・過去問
- 問1
- 所有者不明土地・管理不全土地
- 問2
- 賃貸借
- 問3
- 共有
- 問4
- 相続(法定相続分)
- 問5
- 契約の終了
- 問6
- 売買契約・賃貸借契約
- 問7
- 代理
- 問8
- 売買契約
- 問9
- 法定地上権
- 問10
- 契約総合
- 問11
- 借地権
- 問12
- 建物賃貸借
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 都市計画法
- 問16
- 都市計画法・開発許可
- 問17
- 建築基準法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 盛土規制法
- 問20
- 土地区画整理法
- 問21
- 農地法
- 問22
- 国土利用計画法
- 問23
- 贈与税(住宅取得等資金の非課税特例)
- 問24
- 不動産取得税
- 問25
- 地価公示法
- 問26
- 広告
- 問27
- 監督処分・罰則
- 問28
- 宅建士
- 問29
- 媒介契約
- 問30
- 営業保証金
- 問31
- 宅地・宅建業の定義
- 問32
- 犯罪収益移転防止法
- 問33
- 専任の宅建士
- 問34
- 重要事項説明・35条書面
- 問35
- 報酬計算(売買)
- 問36
- 重要事項説明
- 問37
- 報酬計算(貸借)
- 問38
- 37条書面
- 問39
- 業務上の規制
- 問40
- 業務上の規制
- 問41
- 届出
- 問42
- クーリングオフ
- 問43
- 重要事項説明
- 問44
- 案内所等の規制
- 問45
- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 問48
- 統計
- 問49
- 土地
- 問50
- 建物






