宅地、建物に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはどれか。
1.宅地とは、建物の敷地に供せられる土地をいい、道路、公園、河川、広場及び水路に供せられているものは宅地には当たらない。
2.建物の一部の売買の代理を業として行う行為は、宅地建物取引業に当たらない。
3.建物とは、土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するものをいうが、学校、病院、官公庁施設等の公共的な施設は建物には当たらない。
4.宅地とは、現に建物の敷地に供せられている土地をいい、その地目、現況によって宅地に当たるか否かを判断する。
1・・・正しい
宅建業法上の「宅地」とは、建物の敷地に供せられる(利用される)土地を言い、「道路、公園、河川、広場及び水路」は宅地ではありません。よって、正しいです。
※「供せられる土地」とは、①現に建物の敷地になっている土地および、②建物の敷地用に取引される土地を指します。
2・・・誤り
建物の一部(ビルやマンションの1室)の売買を代理する行為も「宅地建物取引業」に当たります。よって、誤りです。
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3・・・誤り
宅建業法上の「建物」は、一般的に考えられている建物と同じです。
細かいことをいうと「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」および「これに附属する門や塀、倉庫なども含みます」。
つまり、学校、病院、官公庁施設等の公共的な施設も建物です。
ちなみに、「学校、病院、官公庁施設等の公共的な施設」は特殊建築物に当たります。
4・・・誤り
宅地とは、現に建物の敷地に供せられている土地をいい、「現況」によって宅地に当たるか否かを判断します。「地目」では判断しないので誤りです。
令和3年(2021年)12月試験分:宅建試験・過去問
- 問1
- 自力救済(判決文)
- 問2
- 相隣関係
- 問3
- 成年被後見人
- 問4
- 売買契約
- 問5
- 代理
- 問6
- 物権変動
- 問7
- 相続
- 問8
- 民法総合
- 問9
- 売買契約・賃貸借契約
- 問10
- 抵当権
- 問11
- 借地権
- 問12
- 借家権
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 都市計画法
- 問16
- 都市計画法(開発許可)
- 問17
- 建築基準法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 宅地造成等規制法
- 問20
- 土地区画整理法
- 問21
- 農地法
- 問22
- 国土利用計画法
- 問23
- 登録免許税
- 問24
- 固定資産税
- 問25
- 地価公示法
- 問26
- 契約書面(37条書面)
- 問27
- 8種制限
- 問28
- 監督処分・罰則
- 問29
- 免許
- 問30
- 広告
- 問31
- 報酬
- 問32
- 保証協会
- 問33
- 媒介契約
- 問34
- 宅地・建物の定義
- 問35
- 重要事項説明書(35条書面)
- 問36
- 免許
- 問37
- 宅建士
- 問38
- 業務上の規制
- 問39
- 保証協会
- 問40
- 契約書面(37条書面)
- 問41
- 宅建士
- 問42
- 契約書面(37条書面)
- 問43
- クーリングオフ
- 問44
- 重要事項説明書(35条書面)
- 問45
- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 問48
- 統計
- 問49
- 土地
- 問50
- 建物