建物の区分所有等に関する法律(以下この問において「法」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.専有部分が数人の共有に属するときは、共有者は、集会においてそれぞれ議決権を行使することができる。
2.区分所有者の承諾を得て専有部分を占有する者は、会議の目的たる事項につき利害関係を有する場合には、集会に出席して議決権を行使することができる。
3.集会においては、規約に別段の定めがある場合及び別段の決議をした場合を除いて、管理者又は集会を招集した区分所有者の1人が議長となる。
4.集会の議事は、法又は規約に別段の定めがない限り、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数で決する。
【答え:3】
1・・・誤り
専有部分が数人の共有に属するときは、共有者は、議決権を行使すべき者一人を定めなければなりません。 よって、誤りです。 この点は具体例を出すと分かりやすいので、「個別指導」でお伝えします!
2・・・誤り
「区分所有者の承諾を得て専有部分を占有する者(例えば、マンションの賃借人)」は、集会に出席して、「意見を述べる」ことはできるが、「議決権を行使」することができません。 よって、誤りです。
3・・・正しい
集会においては、原則、「管理者」又は「集会を招集した区分所有者の1人」が議長となります ただし、例外として「①規約に別段の定めがある場合」及び「②別段の決議をした場合」は、①や②の者が議長となります。
4・・・誤り
集会の議事は、原則、区分所有者及び議決権の「各過半数」で決します。 例外として、①区分所有法に別段の定めがある場合(=特別決議となっている場合等)又は②規約に別段の定めがある場合、決議に必要な数が変わります。
令和元年(平成31年)度(2019年)宅建試験・過去問
- 問1
- 対抗関係
- 問2
- 意思表示
- 問3
- 契約不適合責任
- 問4
- 不法行為
- 問5
- 代理(判決文)
- 問6
- 相続
- 問7
- 弁済
- 問8
- 請負
- 問9
- 時効
- 問10
- 抵当権
- 問11
- 借地権
- 問12
- 借家権
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 都市計画法
- 問16
- 都市計画法(開発許可)
- 問17
- 建築基準法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 宅地造成等規制法
- 問20
- 土地区画整理法
- 問21
- 農地法
- 問22
- 国土利用計画法
- 問23
- 所得税
- 問24
- 固定資産税
- 問25
- 地価公示法
- 問26
- 免許
- 問27
- 8種制限
- 問28
- 重要事項説明書(35条書面)
- 問29
- 監督処分・罰則
- 問30
- 広告規制
- 問31
- 媒介契約
- 問32
- 報酬計算(空き家等の特例)
- 問33
- 保証協会
- 問34
- 37条書面
- 問35
- 業務上の規制
- 問36
- 37条書面
- 問37
- 手付金等の保全措置
- 問38
- クーリング・オフ
- 問39
- 重要事項説明書(35条書面)
- 問40
- 業務上の規制
- 問41
- 重要事項説明書(35条書面)
- 問42
- 宅地の定義
- 問43
- 免許の基準
- 問44
- 宅建士
- 問45
- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 問48
- 統計(省略)
- 問49
- 土地
- 問50
- 建物