建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.規約の保管場所は、建物内の見やすい場所に掲示しなければならない。
2.管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができる。
3.規約及び集会の決議は、区分所有者の特定承継人に対しては、その効力を生じない。
4.区分所有者は、規約に別段の定めがない限り集会の決議によって、管理者を解任することができる。
【答え:3】
1.規約の保管場所は、建物内の見やすい場所に掲示しなければならない。
1・・・正しい
規約は、原則、管理者が保管し、その保管場所は建物の見やすい場所に掲示しなければなりません。よって、正しいです。
関連ポイントは、個別指導で解説します!
2.管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができる。
2・・・正しい
管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができます(「管理所有」という)。よって、正しいです。
詳細解説は、個別指導で解説します!
3.規約及び集会の決議は、区分所有者の特定承継人に対しては、その効力を生じない。
3・・・誤り
区分所有者の特定承継人とは、例えば、マンション一室を購入した人です。
規約および集会の決議は、区分所有者の特定承継者に対しても効力を生じます。
簡単に言えば、新たに区分所有者となった人も、規約や集会の決議に従う義務があるということです。当然ですね!
4.区分所有者は、規約に別段の定めがない限り集会の決議によって、管理者を解任することができる。
4・・・正しい
区分所有者は、規約に別段の定めがない限り、集会の普通決議(区分所有者及び議決権の各過半数)によって、管理者を選任し、または解任することができます。
よって、正しいです。 関連ポイントは、個別指導で解説します!
令和2年(2020年)12月試験分:宅建試験・過去問
内容 | |
---|---|
問1 | 不法行為 |
問2 | 代理 |
問3 | 親族 |
問4 | 債務不履行 |
問5 | 時効 |
問6 | 転貸借 |
問7 | 売買契約 |
問8 | 相続 |
問9 | 地役権 |
問10 | 共有 |
問11 | 借地権 |
問12 | 借家権 |
問13 | 区分所有法 |
問14 | 不動産登記法 |
問15 | 都市計画法 |
問16 | 都市計画法(開発許可) |
問17 | 建築基準法 |
問18 | 建築基準法 |
問19 | 宅地造成等規制法 |
問20 | 土地区画整理法 |
問21 | 農地法 |
問22 | 国土利用計画法 |
問23 | 登録免許税 |
問24 | 固定資産税 |
問25 | 地価公示法 |
問26 | 業務上の規制 |
問27 | 広告 |
問28 | 媒介契約 |
問29 | 業務上の規制 |
問30 | 保証協会 |
問31 | 免許 |
問32 | 35条書面 |
問33 | 営業保証金 |
問34 | 報酬 |
問35 | 37条書面 |
問36 | 業務上の規制 |
問37 | 37条書面 |
問38 | 宅建士 |
問39 | クーリングオフ |
問40 | 業務上の規制 |
問41 | 業務上の規制 |
問42 | 35条書面 |
問43 | 宅建士 |
問44 | 宅地の定義 |
問45 | 住宅瑕疵担保履行法 |
問46 | 住宅金融支援機構 |
問47 | 不当景品類及び不当表示防止法 |
問48 | 統計 |
問49 | 土地 |
問50 | 建物 |