建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨造は、自重が大きく、靱性が小さいことから、大空間の建築や高層建築にはあまり使用されない。
2.鉄筋コンクリート造においては、骨組の形式はラーメン式の構造が一般に用いられる。
3.鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造にさらに強度と靱性を高めた構造である。
4.ブロック造を耐震的な構造にするためには、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。
【答え:1】
鉄骨造は、自重が大きく、靱性が小さいことから、大空間の建築や高層建築にはあまり使用されない。
1・・・最も不適当
鉄骨造(S造)は、自重が小さく、靱性(じんせい)が大きいことから、大空間の建築や高層建築に使用されます。
靱性(じんせい)とは、ねばり強さのことです。
鉄筋コンクリート造においては、骨組の形式はラーメン式の構造が一般に用いられる。
2・・・適当
鉄筋コンクリート構造(RC造)は、骨組の形式はラーメン式の構造が一般に用いられます。ラーメン構造とは、柱とはりを一体化して骨組を作ったものを言います。
鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造にさらに強度と靱性を高めた構造である。
3・・・適当
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、鉄筋コンクリート造にさらに強度と靱性を高めた構造である。
ブロック造を耐震的な構造にするためには、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。
4・・・適当
ブロック造りとは、コンクリートブロックを積上げ、鉄筋とコンクリートやモルタルで補強した壁をもつ建物を言います。
実際ブロック造は耐火性は高いが、耐震性は低いです。
このブロック造の建物の耐震性を上げるには、底部(基礎)を鉄筋コンクリートの布基礎にして、さらに頂部を臥梁(鉄筋コンクリートの梁)にして固める方法があります。
平成28年度(2016年)宅建試験・過去問
- 問1
- 民法の条文
- 問2
- 制限行為能力者
- 問3
- 意思表示・対抗関係
- 問4
- 抵当権
- 問5
- 債権譲渡
- 問6
- 契約不適合責任
- 問7
- 賃貸借・使用者責任
- 問8
- 転貸借
- 問9
- 判決文
- 問10
- 相続
- 問11
- 借地権
- 問12
- 借家権
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 国土利用計画法
- 問16
- 都市計画法
- 問17
- 都市計画法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 建築基準法
- 問20
- 宅地造成等規制法
- 問21
- 土地区画整理法
- 問22
- 農地法
- 問23
- 印紙税
- 問24
- 不動産取得税
- 問25
- 不動産鑑定評価基準
- 問26
- 監督処分
- 問27
- 媒介契約
- 問28
- 8種制限
- 問29
- 業務上の規制
- 問30
- 重要事項説明・37条書面
- 問31
- 保証協会
- 問32
- 広告の規制
- 問33
- 報酬
- 問34
- 業務上の規制
- 問35
- 免許
- 問36
- 重要事項説明
- 問37
- 免許の基準・免許換え
- 問38
- 宅地建物取引士
- 問39
- 35条書面・37条書面
- 問40
- 営業保証金
- 問41
- 業務上の規制
- 問42
- 37条書面
- 問43
- 8種制限
- 問44
- クーリングオフ
- 問45
- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 問48
- 統計
- 問49
- 土地
- 問50
- 建物