建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.木構造は、主要構造を木質系材料で構成するものであり、在来軸組構法での主要構造は、一般に軸組、小屋組、床組からなる。
2.在来軸組構法の軸組は、通常、水平材である土台、桁、胴差と、垂直材の柱及び耐力壁からなる。
3.小屋組は、屋根の骨組であり、小屋梁、小屋束、母屋、垂木等の部材を組み合わせた和小屋と、陸梁、束、方杖等の部材で形成するトラス構造の洋小屋がある。
4.軸組に仕上げを施した壁には、真壁と大壁があり、真壁のみで構成する洋風構造と、大壁のみで構成する和風構造があるが、これらを併用する場合はない。
【答え:4】
1・・・適当
在来軸組構法は、主要構造部分の土台・柱・梁(はり)・桁(けた)などを「木材」で組んで構成する建築手法です。
一般的な木造住宅の工法と考えてください。
そして、在来軸組構法での主要構造は、一般に「小屋組」「床組」「軸組」からなり、「小屋組は屋根部分の骨組み」、「床組は床部分の骨組み」「軸組は屋根や床以外の建物中心の骨組み」を指します。
2・・・適当
在来軸組構法の軸組は、通常、水平材である土台、桁(けた)、胴差(どうさし)と、垂直材の柱及び耐力壁からなります。
- 「水平材」とは、立てて使う木材はなく、横にして使う木材です。
- 「桁(けた)」とは、水平方向に架ける構造部材なので、水平材の一つで、床や屋根を支える材料です。
- 「胴差(どうさし)」とは、木造住宅の構造材で、上階と下階の間に水平に入れる部材
3・・・適当
小屋組は屋根部分の骨組みであり、「小屋梁、小屋束、母屋、垂木等の部材を組み合わせた和小屋」と、「三角形の軸組(トラス構造)で支える洋小屋」があります。
4・・・不適当
真壁は柱が見えるように壁を仕上げる方法、大壁は柱が見えないように壁を仕上げる方法です。本肢の記述とは逆で、真壁だけで仕上げるのが和風構造、大壁だけで仕上げるのが洋風構造です。また両者は併用されることもあります。
真壁とは、柱が壁から出た壁の仕上げ方法です。一方、大壁とは、柱が壁から出ておらず、柱が見えない仕上げ方法です。
和風建物は、柱を見せる真壁が多く使われ、洋風建物は柱を隠す大壁が多く使われています。
よって、本肢は、記述が逆なので不適当です。
令和4年(2022年):宅建試験・過去問
- 問1
- 背信的悪意者(判決文)
- 問2
- 相続
- 問3
- 制限行為能力者
- 問4
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- 問5
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- 問6
- 賃貸借・使用貸借
- 問7
- 失踪宣告
- 問8
- 地上権・賃貸借
- 問9
- 辞任
- 問10
- 取得時効
- 問11
- 借地権
- 問12
- 借家権
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 都市計画法
- 問16
- 都市計画法(開発許可)
- 問17
- 建築基準法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 宅地造成等規制法
- 問20
- 土地区画整理法
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- 農地法
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- 事務所の定義
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- 業務上の規制
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- 問32
- 契約書(37条書面)
- 問33
- 宅建士
- 問34
- 重要事項説明書(35条書面)
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- 8種制限
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- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
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