令和3年(2021年)10月試験・問49/宅建過去問

土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.森林は、木材資源としても重要で、水源涵養、洪水防止等の大きな役割を担っている。

2.活動度の高い火山の火山麓では、火山活動に伴う災害にも留意する必要がある。

3.林相は良好でも、破砕帯や崖錐等の上の杉の植林地は、豪雨に際して崩壊することがある。

4.崖錐や小河川の出口で堆積物の多い所等は、土石流の危険が少ない。


【答え:4】

1.森林は、木材資源としても重要で、水源涵養、洪水防止等の大きな役割を担っている。

1・・・適切

森林は、木材資源として重要で、水源涵養(雨水を蓄えること)や洪水防止等の役割を担っています。


2.活動度の高い火山の火山麓では、火山活動に伴う災害にも留意する必要がある。

2・・・適切

火山の麓(ふもと)の土地は、火山の噴火による噴石、溶岩流、火山灰などの災害に注意が必要です。


3.林相は良好でも、破砕帯や崖錐等の上の杉の植林地は、豪雨に際して崩壊することがある。

3・・・適切

破砕帯(はさいたい)とは、断層運動にともなって砕かれた岩石が集まった地層を言います。

崖錐(がいすい)とは、急な崖や急斜面上に、風化した岩片が落下して形成された地形を言います。

そして「破砕帯や崖錐」は、地盤が軟弱なので、この上の杉の植林地は、豪雨に際して崩壊することがあります。


4.崖錐や小河川の出口で堆積物の多い所等は、土石流の危険が少ない。

4・・・不適切

崖錐や小河川の出口で堆積物の多い所等は、地盤が軟弱なので、土石流の危険が大きいです。

崖錐(がいすい)とは、急な崖や急斜面上に、風化した岩片が落下して形成された地形を言い、軟弱な地盤です。

令和6年度 個別指導開講

令和3年(2021年)10月試験分:宅建試験・過去問

問1
同時履行の抗弁権(判決文)
問2
連帯債務
問3
民法総合
問4
配偶者居住権
問5
制限行為能力者
問6
債権譲渡
問7
売買契約
問8
工作物責任
問9
相続
問10
選択債権
問11
借地権
問12
借家権
問13
区分所有法
問14
不動産登記法
問15
都市計画法
問16
都市計画法(開発許可)
問17
建築基準法
問18
建築基準法
問19
宅地造成等規制法
問20
土地区画整理法
問21
農地法
問22
国土利用計画法
問23
所得税
問24
不動産取得税
問25
不動産鑑定評価基準
問26
重要事項説明書(35条書面)
問27
免許
問28
宅建士
問29
業務上の規制
問30
広告
問31
保証協会
問32
免許
問33
重要事項説明書(35条書面)
問34
営業保証金
問35
宅建士
問36
重要事項説明書(35条書面)
問37
重要事項説明・37条書面
問38
媒介契約
問39
クーリングオフ
問40
業務上の規制
問41
37条書面
問42
8種制限
問43
業務上の規制
問44
報酬計算
問45
住宅瑕疵担保履行法
問46
住宅金融支援機構
問47
不当景品類及び不当表示防止法
問48
統計
問49
土地
問50
建物

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