宅建の問題で、分からない問題が出てきたときの対処法

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宅建の勉強をしていると、必ず分からない問題に直面します。
テキストを読んで、分かったと思っていても、いざ問題を解くと、解けないということも日常茶飯事です。

そのような時どうすればよいのかを解説していきます。

これは、あなたが、これまでどれだけ宅建の勉強をしてきたかによって異なってきます。

そのため、下記3つに分けて解説していきます。

  1. 宅建の勉強を始めたばかりの時期
  2. ある程度解ける問題も増えてきた時期
  3. 試験直前期

宅建の勉強を始めたばかりの時期

初学者は、宅建の参考書勉強を読んでも分からないことだらけだと思います。
法律知識もないですし、法律用語も分からない状況でしょう。
そのような時期では、分からない問題が出てきても気にせず、飛ばして大丈夫です。
ここでは、「分からない単語」だけを調べる感じで進めるのがよいでしょう!

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分からない単語については、ある程度イメージできるくらい分かれば大丈夫です。

例えば、「欺罔(ぎもう)」という言葉が出てきた場合、「欺罔」とネットで検索します。
検索にひっかかるページの中から2,3ページ確認します。
今、私が調べたら、下記3つの解説が出てきました。

  • 相手を騙して錯誤に陥れることや、相手を欺く行為を指す。
  • 詐欺的行為で、相手に虚偽のことを信じさせ、錯誤させること。あざむくこと。だますこと。
  • 故意に事実の隠ぺいや虚偽の表示をしたり、相手が錯誤に陥っていることを知りながら真実を告げなかったりする行為

上記解説から、「欺罔」とは、「詐欺(さぎ)」や「人をだますこと」とイメ―ジできます。
これくらいの理解で十分です。

ここまで分かれば、問題文にある「欺罔」という言葉を「詐欺」と置き換えて文章を読めばOKです。

解説を確認する際も同じです。
解説の中に分からない単語があれば、同じようにネットや参考書で内容を確認しましょう。

もし、通信講座や予備校に通われている方であれば、ドンドン「先生」や「質問フォーム」等から質問するのがよいです。
お金を払って受講しているのだから、分からない部分は、質問しましょう。
先生や担当者の解説が分からないときは、「解説が分からない旨」をお伝えするのがよいです。

もし、質問に対する解説や回答が悪いようだったら、選んだ通信講座や予備校が悪かった、間違いだったと割り切って、あなた自身で勉強を進めていきましょう。

法律用語・単語については、分からないままにしておくのが一番よくありません。

絶対に、ある程度イメージできるようにはしましょう。

ある程度解ける問題も増えてきた時期

参考書や過去問集を2,3周すると、解ける問題も増えてきます。

それでも、解けない問題は以前として残ります。

そういった問題は、なぜ解けないのかを明確にすることが重要です。

解けない原因はいくつかあるので、一つ一つ見ていきます。

解説(ルール)を覚えられていない

例えば、下記ポイントがあったとします

—————-
未成年者は、原則、法定代理人(親権者や未成年後見人)の同意なく、単独で契約(法律行為)をすることはできない。
例外として、法定代理人が処分を許した財産の処分行為(例えば、おこづかいでお菓子を買う行為)等は単独で行える。
—————-

そして、下記問題があり、解けなかった・分からなかったとします。

—————-
未成年者は、法定代理人が処分を許した財産の処分行為を行う場合、法定代理人の同意が必要である。〇か×か
—————-

この場合、上記ルール(例外部分)を覚えられていないだけなので、これは復習をして覚えなおしをすれば良いです。
復習回数を重ねれば頭に入るでしょう。
単に何度も復習すればよいだけなので、それほど大きな課題にはなりません。

解説(ルール)が理解できていない

例えば、下記ポイントがあったとします

—————-
成年後見人は同意権がない。
—————-

そして、下記問題があり、解けなかった・分からなかったとします。

—————-
成年被後見人は、成年後見人の同意を得て、金銭を借り入れる契約を締結した場合、あとで取消しをすることができる。〇か×か
—————-

この問題については、理解すべき内容です。
多くの方が、「成年後見人は同意権がない」ということを丸暗記しています。

しかし、これを丸暗記するよりも、理解した方が頭に定着しやすいです。

では、どのように理解するのか?

成年被後見人は、精神障害の症状が非常重い方です。例えば、認知症がひどくて、今さっきご飯を食べたことも覚えていない方といったイメージです。
もし、成年後見人(法定代理人)が成年後見人に対して「金銭を借りる契約をしていいよ!」と同意をしたとしても、同意を与えた通り、契約できない可能性が高いです。
つまり、「成年後見人に同意権を与える意味がない」です。
そのため、「成年後見人は同意見はない」というルールになっています。

このように理解しておけば、忘れにくくなります。

実際の本試験では、緊張で頭が真っ白になります。
そのため、丸暗記した部分は、本試験で忘れてしまう場合が多いです。

模試や日ごろの勉強では、覚えられていた部分も、本試験になると、緊張や焦りで記憶が飛んでしまうことはよくあることです。

これを前提に、日ごろの勉強から、できる限り「理解すべき部分は理解する」ようにしていく必要があります。

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試験直前期

試験直前期とは、試験1か月前(9月中旬)から試験日までを指します。
この試験直前期は、できる限り知識を詰め込みたい時期です。

分からない問題が出てきたときに、解説を見れば分かるのであれば、その時覚えてしまいましょう!
そして、勉強した夜の寝る前にも再度復習して、翌日の朝(翌日初めて勉強するとき)も、2回目の復習を行いましょう。

復習をすればするほど記憶にとどまるからです。

一方、解説見ても分からない問題については、気にせず飛ばしましょう。
なぜ、飛ばすかというと、解説見ても分からない問題を解けるようにするためには時間がかかるからです。
宅建試験は、1問1点で、全ての問題について配点は同じです。
そう考えたら、頭に入りやすい問題から頭に入れていく方が点数につながります。
だから、解説を見ても分からない問題に時間をかけるのであれば、上記解説を見れば分かる問題をたくさん解いていった方がよいです。

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