意思表示(心裡留保、虚偽表示、詐欺、錯誤、強迫)の比較

(このページは、改正民法に対応しています)

意思表示のポイント一覧

  1. 心裡留保虚偽表示については「無効」で、錯誤・詐欺・強迫は「取消し
  2. 心裡留保虚偽表示については、表意者は善意の第三者に対して対抗できないが、錯誤詐欺善意無過失の第三者に対して対抗できない
  3. 虚偽表示は、当事者間で無効
  4. 虚偽表示は、第三者が善意の場合、表意者第三者に対抗できない
  5. 強迫は、強迫を受けた者はどのような第三者に対しても対抗できる

意思表示のまとめ表

意思表示の有効・無効のまとめ
当事者間 第三者に対して
心裡留保 相手方が悪意または有過失 無効 善意の第三者に対して
無効主張できない
相手方が善意無過失 有効
虚偽表示 無効 善意の第三者に対して
無効主張できない
錯誤 有効であるが、表意者は取消すことができる
表意者に重大な過失がある場合、原則
取消しできない
善意無過失の第三者に対して
取消し主張できない
詐欺 有効であるが、表意者は取消すことができる 善意無過失の第三者に対して
取消し主張できない
強迫 有効であるが、表意者は取消すことができる 善意無過失の第三者に対しても
取消し主張できる
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