不動産の登記に関する次の記述のうち、不動産登記法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1.建物の名称があるときは、その名称も当該建物の表示に関する登記の登記事項となる。
2.地上権の設定の登記をする場合において、地上権の存続期間の定めがあるときは、その定めも登記事項となる。
3.賃借権の設定の登記をする場合において、敷金があるときであっても、その旨は登記事項とならない。
4.事業用定期借地権として借地借家法第23条第1項の定めのある賃借権の設定の登記をする場合、その定めも登記事項となる。
【答え:3】
1・・・正しい
建物の名称があるときは、その名称も当該建物の表示に関する登記の登記事項です。
下記登記事項証明書をみると、マンション名が記載されていることが分かると思います!
2・・・正しい
地上権の設定の登記をする場合において、地上権の存続期間の定めがあるときは、その定めも登記事項となります。 その他、「地代」や「その支払時期」の定めがあるときや「事業用定期借地権」の場合は、それも登記されます。
3・・・誤り
賃借権の登記における登記事項は下記の通りです。
・賃料
・「存続期間」又は「賃料の支払時期」の定めがあるときは、その定め
・「賃借権の譲渡」又は「転貸」を許す旨の定めがあるときは、その定め
・「敷金」があれば、その旨
・土地の賃借権設定の目的が建物の所有であるときは、その旨
・定期借地権、事業用定期借地権、定期建物賃貸借、取壊し予定の建物の賃貸借、終身建物賃借権(賃借人が死亡した時に終了するもの)
等です。
したがって、敷金があるときは、登記事項となります(登記される)。
4・・・正しい
賃借権の登記における登記事項は下記の通りです。
・賃料
・「存続期間」又は「賃料の支払時期」の定めがあるときは、その定め
・「賃借権の譲渡」又は「転貸」を許す旨の定めがあるときは、その定め
・「敷金」があれば、その旨
・土地の賃借権設定の目的が建物の所有であるときは、その旨
・定期借地権、事業用定期借地権、定期建物賃貸借、取壊し予定の建物の賃貸借、終身建物賃借権(賃借人が死亡した時に終了するもの)
等です。
したがって、事業用定期借地権であるときは、登記事項となります(登記される)。
平成29年度(2017年)宅建試験・過去問
- 問1
- 代理(復代理)
- 問2
- 物権変動
- 問3
- 共有(判決文)
- 問4
- 民法の条文
- 問5
- 売買契約
- 問6
- 相続
- 問7
- 請負
- 問8
- 連帯債務
- 問9
- 法定相続分
- 問10
- 不動産質権・抵当権
- 問11
- 借地権
- 問12
- 借家権
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 農地法
- 問16
- 都市計画法
- 問17
- 都市計画法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 建築基準法
- 問20
- 宅地造成等規制法
- 問21
- 土地区画整理法
- 問22
- その他法令
- 問23
- 所得税
- 問24
- 固定資産税
- 問25
- 地価公示法
- 問26
- 報酬
- 問27
- 瑕疵担保責任の特約制限
- 問28
- 業務上の規制
- 問29
- 監督処分
- 問30
- 宅建業法総合
- 問31
- 8種制限総合
- 問32
- 営業保証金
- 問33
- 重要事項説明
- 問34
- 業務上の規制
- 問35
- 帳簿,従業者名簿
- 問36
- 免許
- 問37
- 宅地建物取引士
- 問38
- 37条書面
- 問39
- 営業保証金と保証協会
- 問40
- 37条書面
- 問41
- 35条書面
- 問42
- 広告規制
- 問43
- 媒介契約
- 問44
- 免許
- 問45
- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 問48
- 統計
- 問49
- 土地
- 問50
- 建物