不動産営業マンが不動産投資をしない3つの理由

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不動産営業マンは、投資用不動産を営業してくるのに、なぜ自分で投資用不動産を購入しないのか?

疑問に思ったことないですか?

「いい物件なのであれば、自分自身で買って不動産の運用したらいいのに」そう思うはずです。

しかし、実際、不動産営業マンの多くは、自分自身で不動産投資をしていない場合が多いです。

その理由を大きく3つに分けて解説していきます!

不動産営業マンは、ローンを組みずらい

不動産営業マンの給与は、成果報酬部分が多いのが特徴です。基本給は20万円で、他は売上実績によって変動するといった給与体系です。つまり、売れた年の年収は高いけど、売れない年の年収は低いという風に年収が不安定です。安定していない営業マンは、ローンを組もうと思っても、銀行のローン審査が通らず、結局購入できません。

なので、不動産営業マンがテレアポで営業する相手は、一般企業で働く収入が安定した人達です。

お金・ビジネスの価値観が違う

新築ワンルームマンションの投資だと、年利3%位です。

そうすると、2000万円の物件を買ったとしても、1年間に60万円しか入ってきません。

しかも、ローンを組む=借金をするというリスクを取って60万円しか入ってきません。

一方、不動産営業マンとして、2000万円の物件を売ると、売主と買主の両方からの仲介手数料と仮定すると「145万円」入ってきます。もちろん、この金額すべてが、不動産営業マン個人の収入になるわけではないですが、その3割が個人に入ったと仮定しても「43万円」が手に入ります。

これは、1つの物件を売るだけで43万円です。

もし、2か月に1物件売れたのであれば、1年間で、43万円×6=258万円です。

不動産投資とは違って、リスクを取らずに約250万円を稼ぐことができます。

もし、5000万円の物件を売ったのであれば、単純計算で100万円以上の金額が、不動産営業マンの手元にいきなり入ってくるわけです。(実際は、ボーナスのときに加算されて入ってきたりします)

そのため、「ちまちま小銭を稼ぐ不動産投資」よりも、「一攫千金で、営業して稼いだ方が手っ取り早い」という価値観を持った方が多いのも事実です。

また、個人で不動産会社を営んでいる方ですと、「中古物件を安く買って、リフォームして高く売る」という方もいます。これも、一攫千金型で、例えば800万円で中古物件を買って、水回りだけ100万円かけてリフォームして、1200万円で売却すると、200万円の儲け(キャピタルゲイン=売却益)となります。

つまり、不動産投資をする方は、インカムゲイン(家賃収入)メインの中長期目線で稼ぐスタイルの方が多い一方で、不動産営業マンは、キャピタルゲインメインの短期型で稼ぐスタイルの方が多いです。

実は儲からない・リスクが大きすぎると心で思っている

これは、先ほども解説した通り、「新築ワンルームマンションの投資だと、年利3%位」とお伝えしました。年利3%と言えば、銀行にお金を預けているよりはよい投資に思えます。しかし、実際に不動産を購入して大家さんになると、思わぬ出費も多いのも事実です。

特に、10年以上経過すると、「想定していた以上に借主が見つからない」「修繕費用がかかる」「不動産会社に支払う管理費用がかかる」そういった予想していないお金が実際にはかかってきます。

そういったことを考えると、ローンを組んでまで不動産投資をする意味があるのか?もっといい投資はあるだろうと思っている不動産営業マンも多いと思います。

年利3%位であれば、不動産の投資信託の商品(REIT:リート)を買えばいいです。これであれば、「借主が見つからない」「修繕費用がかかる」「不動産会社に支払う管理用がかかる」といったリスクはありません。

そう考えると、不動産投資を行うのであれば、REITよりもより儲けることができる物件でない限り、あまり不動産投資のメリットはないということです。

でも、実際儲かる物件はあります!

なので、そのような物件を見つける努力をしていくといいでしょう!

 

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