建物の構造と材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.木材の強度は、含水率が小さい状態の方が低くなる。
2.鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。
3.常温、常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、熱膨張率はほぼ等しい。
4.鉄筋コンクリート構造は、耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造である。
【答え:1】
1.木材の強度は、含水率が小さい状態の方が低くなる。
1・・・不適当
木材は、含水率が小さいほど(乾燥しているほど)強度は高くなります。水分を含んで空気中にさらされると、腐ってきて強度が落ちていきます。
2.鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。
2・・・適当
鉄は炭素の含有量が多いと引張強さ、硬さは増大するが、同時にもろくなっていきます。 したがって、本肢は引張強度(引張り強さ)についての記述なので正しい記述となります。
3.常温、常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、熱膨張率はほぼ等しい。
3・・・適当
常温、常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、熱膨張率はほぼ等しいです。だから、鉄筋コンクリートという素材が建物に使用されるわけです。
もし、熱膨張率が異なるとなると、夏や冬に、鉄筋とコンクリートの間に隙間ができたり、コンクリート内の鉄筋が膨張することでコンクリートを破壊したりして危険で、使われるはずがありません。
4.鉄筋コンクリート構造は、耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造である。
4・・・適当
木造と比べたら一目瞭然ですが、鉄筋コンクリート構造は耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造です。
平成29年度(2017年)宅建試験・過去問
- 問1
- 代理(復代理)
- 問2
- 物権変動
- 問3
- 共有(判決文)
- 問4
- 民法の条文
- 問5
- 売買契約
- 問6
- 相続
- 問7
- 請負
- 問8
- 連帯債務
- 問9
- 法定相続分
- 問10
- 不動産質権・抵当権
- 問11
- 借地権
- 問12
- 借家権
- 問13
- 区分所有法
- 問14
- 不動産登記法
- 問15
- 農地法
- 問16
- 都市計画法
- 問17
- 都市計画法
- 問18
- 建築基準法
- 問19
- 建築基準法
- 問20
- 宅地造成等規制法
- 問21
- 土地区画整理法
- 問22
- その他法令
- 問23
- 所得税
- 問24
- 固定資産税
- 問25
- 地価公示法
- 問26
- 報酬
- 問27
- 瑕疵担保責任の特約制限
- 問28
- 業務上の規制
- 問29
- 監督処分
- 問30
- 宅建業法総合
- 問31
- 8種制限総合
- 問32
- 営業保証金
- 問33
- 重要事項説明
- 問34
- 業務上の規制
- 問35
- 帳簿,従業者名簿
- 問36
- 免許
- 問37
- 宅地建物取引士
- 問38
- 37条書面
- 問39
- 営業保証金と保証協会
- 問40
- 37条書面
- 問41
- 35条書面
- 問42
- 広告規制
- 問43
- 媒介契約
- 問44
- 免許
- 問45
- 住宅瑕疵担保履行法
- 問46
- 住宅金融支援機構
- 問47
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 問48
- 統計
- 問49
- 土地
- 問50
- 建物