宅建のスクール・予備校・学校に通った方がいいか?【宅建通信】

宅建の学校(スクール・予備校)に通うか通わないかは、あなたご自身で判断してください。

下記動画では、その判断基準となることをお話ししています。

学校の良い部分と悪い部分を説明(動画1)した後に、学校があなたに提供する価値に対して、価格が妥当なのかどうなのかを判断するための、価格の内訳をお伝えしています。

通学すべきか否かの一つの判断基準として、頭に入れていただければ幸いです。

宅建の学校に通うべきか?メリットとデメリット

宅建の学校・予備校に通うメリット

勉強場所がある

予備校に行けば、必ずといっていいほど自習室があります。「自宅だと勉強できない人」や「ファミレスや図書館でも勉強できな人」もいます。自習室だと、周りの人はあなたと同じように宅建合格を目指す人ばかりです。

そうなると、「勉強しないと!」という気持ちにもなりやすいので、予備校の自習室は勉強がしやすい環境ともいえます。

予備校に通ったときは、ぜひ、自習室をうまく活用しましょう!

テキストの内容を言葉にして教えてくれる

「文章を読むのが苦手な人」や「文章読んでいると眠くなる人」は、自分自身でテキスト開いて、文字を読むことができません。読もうと思っても何が書いてあるかわからず、結局、すぐにやめてしまいます。

それが予備校であれば、先生が目の前で授業をしてくれるので、よっぽど疲れていない限り寝ないでしょう。

小中高校のときは、まだ子供なので授業中に寝ることに恥ずかしさとはなかったと思いますが

宅建の予備校となると、多くが社会人の方です。そうすると、その中で授業中寝るというのは、恥ずかしくてできないと思います。

また、文章で書いてある内容でも、言葉にしてくれると分かりやすかったりします。

そういった意味でもメリットの一つです。

質問に対して対面で解説してくれる

通信講座の場合、質問に対してメール(文字)で解説をしてくれます。

一方、予備校の場合は、先生と面と向かって質問と回答のやり取りをするので、解説も理解しやすいでしょう。(先生の教え方の良し悪しにもよりますが・・・)

ただ、メールの場合は、文字として回答(解説)が残りますが、予備校での対面での質問の場合、その場で先生が回答してくれたことをメモしないと、後になったら忘れてしまいます。その点は注意しましょう!

宅建の学校・予備校に通うデメリット

勉強した気になる

予備校での対面授業の場合、聞いているときは「なるほど、そういうことか」と分かった気持ちになります。

しかし、自宅に帰って復習をすると、授業で聞いた内容をほとんど忘れていて、結局頭に入っていないといった場合がよくあります。

この理由は、「授業を聞く」という「受け身の勉強」だからです。これは動画学習でも同じです。

先生の話を一方的に聞くだけの勉強だと、自分自身で頭で考えて、記憶していくことをしません。

そのため何となく聞いていても分かった気持ちになって、結果的に授業時間だけ浪費してほとんど頭に入っていない、という場合が多いです。

授業を聞くときは、自分自身で自問自答しながら、かみ砕いて頭に入れていくという作業が必要になります。

  • 何がポイントなのか?
  • 過去問ではどのように出題されるのか?

といったことを考えながら授業を聞かないと、勉強の効果は低いです。

そのため授業を受ける場合、事前に、講義の分野の過去問を一通り目を通しておきましょう!

この予習をしておかないと、講義を聞いても「分かった気持ち」になるだけで実力はつきません。注意しましょう!

勉強の仕方までは教えてくれない

「予備校に通ったら合格できる」「スクールに通ったら勉強の仕方を教えてくれる」そう思っている方は多いと思います。

しかし、実際に勉強の仕方まで教えてくれる学校は少ないですし、学校に通っても合格いない人が過半数です。

それはなぜか?

学校で勉強の仕方まで教えていないからです。

勉強の仕方とは、「何を理解すべきで」「何を理解しなくてよいのか」ということです。

また、「①問題文の理解の仕方」「②質問内容の理解の仕方」「③解説の理解の仕方」も勉強の仕方に含まれます。

これらが分からないと、どれだけ勉強しても実力は付きません

勉強をして、過去問の点数と予想模試の点数は40点以上取れるのに、本試験になると34点で不合格・・・

そのようなことになります。

予備校で、上記のことまで教えてくれたらいいのですが、上記の事まで教える時間がないというのが、本音だと思います。

予備校はカリキュラムが組まれていて、講師の方は、その日に教える分野を教えないといけません。

非常にタイトなスケジュールになっているので、理解すべき部分まで教えていたら時間が足りません。

そのためポイントだけの授業となり、結果的に、受講者様はポイントの丸暗記をしようとします。

そうすると、丸暗記した内容は1か月後には忘れてしまって、結局いつまでたっても合格点まで行かないということになります。

なので、「予備校に通ったら勉強の仕方を終えてくれる」とは思わない方がよいでしょう。

学習スピードを合わせてくれない

これは当然なのですが、1人の受講者様が、理解できないからといって、講義を止めることはできません。

そのため、理解ができない人は、取り残され、講義についていけなくなり、結果的に脱落していきます。

実際、30名程のクラスがあって、初回の講義は全員出席するのですが、講義を重ねるごとに、理解できない人・授業についていけない人が講義に出なくなり、ドンドン生徒が減っていき、最終的には、半分以下になるというこもあります。

理解ができない部分は、授業以外の時間で復習をしないといけないので、忙しい会社員の方とかは予備校は向いていないです。

予備校については、比較的時間に余裕がある方向きでしょう。

通学に時間がかかる

一般的に、予備校は、主要な駅の近くのビルに入っています。そのため自宅から遠い方も多いのではないでしょうか。

職場が近ければよいのですが、そうでないと、通学に20分以上かかることもあります。これだと往復で40分かかることになり時間が非常にもったいないです。

40分あれば、相当勉強ができます。

ここから考えても時間に余裕がない方や忙しい方は予備校は向いていないでしょう。

忙しい方は、どこでも勉強ができる通信講座や独学を選んだ方がよいです。

宅建の予備校の受講料が高い理由

なぜ、宅建の予備校は受講料が高いのか?

それは、人件費や家賃(テナント料)、広告宣伝費にお金がかかるからです。

通常、予備校には、講師1人だけいるわけではなく、事務員の方もいるはずです。その人の給料も、あなたの受講料から支払われています。

また、家賃もそうです。自習室を備えた予備校となると、駅前のビル1室で、月額100万円以上です。

さらには、宣伝広告費です。テレビCMをしたときには、放映するだけで月額1000万円以上(年間1億円以上)かかりますし、さらに製作費として数百万円はかかります。

これらの非常は、受講者様の受講料で支払われるのです。

そうすると、受講料は高くなるのは当然です。

しかも、あなたの払った受講料のほとんどは、広告宣伝費や家賃代に使われ、「あなたに対するサービス」にはほとんど使われません。

そのため、「メールで質問しても返信が遅い」とか「質問しようとしても、他の生徒も質問があるため並んで、順番待ち。1日で10分しか質問時間がない」といったこともよくあります。

※予備校では、対面で質問するだけでなく、メールでの質問対応も行っている場合が多いです。

出来が悪い人に対するフォローはほとんどないので、結局、脱落していく方も多いです。

大切なお金なので、何にお金が使われているかは考えれば、受講する前に、サービスの質の良し悪しは必然と分かると思います!

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