範囲が広すぎて覚えられない場合の対処法【宅建通信】

効率的な勉強を習慣化して宅建に合格する

宅建試験は範囲が広いです。そのため、覚えるのは正直しんどいです。私も実際、独学で宅建の勉強していたころ同じように思っていました。ただ、重要なポイントが頭に入っていないのでは合格できません。今回は、この課題について、具体的な対処法をお伝えしていきます。

学習範囲を絞る

まず、例年の合格点を考えると、宅建試験は50問中35点を取れれば、合格です。 満点を取る必要はありません。そのため、学習範囲を絞って勉強し、捨てる問題は捨てればいいんです・

出題確率が低い問題を捨てる

権利関係を考えてみると、借地借家法、区分所有法、不動産登記法は毎年出題されるのに対し、質権や先取特権は数年に一度しか出ません。そういったことを分析して、頻出の出題分野に絞って勉強する方法があります。

苦手な問題を捨てる

個別指導の受講者様でもよくいらっしゃるのですが、「分数ができない」という方がいます。 そんな方に、「分数計算から勉強しましょう!」と言っても、時間が無駄です。出題されたとしても、建ぺい率・容積率で1問、相続の法定相続分の計算で1問の合計2問でしょう。実際、分数問題は出ない年もよくあります。 そんなものに、分数計算から勉強するのは非効率です。 なので、こういった問題は飛ばす!というのが効率的な学習法です。

ここで注意点があります。それは、「権利関係をすべて捨てる」というのはやめてください!

権利関係は毎年14問出ます。それを捨ててしまうと(勉強しないと)、権利関係で4点くらいしか取れません。 残り36問のうち、31点を取るのは正直しんどいです。。。 実際、宅建業法・法令上の制限・税その他に絞って勉強したとしても合格はできないでしょう。。。 なので、最低限7点はコンスタントに取れる実力をつけておきましょう!

頭に入れる方法を分ける

実際、「範囲が広すぎて覚えらない」と思っている方のほとんどが、「重要なポイントを覚えないといけない」と思っています。 これは違います。すべてを覚えるというのはまず無理です。私でも無理ですし、弊社の個別指導の受講者で合格していった方々でも無理でしょう。

考えるべきことは、「理解すべき部分は理解する」ということです。 つまり、「理解すべき部分」と「覚える部分」を分けて、勉強をしていくということです。 「覚える」については語呂合わせなどで覚えていくと良いでしょう。

ただ、重要なことは、単に文章やポイントだけを覚えるのではなく、「全体像」であったり、「イメージ」であったり、「具体例」を使いながら頭に入れていくようにしましょう。その方が頭に残りやすいです。 「理解」については、別の動画で細かく解説しているので、「独学でできる理解学習」の動画をご覧ください!

この2つを駆使しながら学習を進めていけば、今までよりは楽になるはずです!

まずは、実践してみましょう!

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