【問1】請負
Aが建築業者Bとの間で建物建築の請負契約を締結した。
Aの報酬支払義務とBの建物引渡義務は、同時履行の関係に立つ。
>>折りたたむ
【解答】
〇
建物建築の請負契約を締結した場合、
注文者Aは、Bに対して、報酬を支払う義務を負い
請負人(建築業者)Bは、Aに対して建物を引渡す義務を負います。
そして、この2つの義務は同時に履行しなければなりません。
つまり、「注文者Aが報酬を支払う」のと同時に 「請負人Bが建物を引渡す(鍵を渡す)」ということです。
【問2】免許基準
宅地建物取引業者C社の非常勤役員が、刑法第208条の3(凶器準備集合及び結集)の罪により
罰金の刑に処せられたとしても、C社の免許は取り消されることはない。
>>折りたたむ
【解答】
×
まず、非常勤役員も役員です。
■役員とは
・役員(非常勤役員も含む)
・取締役(代表取締役も含む)
・執行役
・取締役と同等以上の支配力を有する「顧問」や「相談役」
①欠格者は誰か?
凶器準備集合及び結集の罪+罰金刑となった非常勤役員
が欠格者です!
②法人なので、「法人自身」「役員」「政令使用人」に欠格者がいれば、欠格となる。
今回は役員に欠格者がいるから、C社は欠格となり、免許取消しを受けます。
【問3】土地区画整理法
土地区画整理事業の施行者が、道路法にいう道路の用に供する土地を、道路管理者の了解を得ることなく造成した場合でも、当該道路管理者は、施行者に対して、その造成費用の全部を支払わなければならない。
>>折りたたむ
【解答】
×
道路用地にする目的で土地区画整理事業を施行する場合
①「あらかじめ当該公共施設管理者と協議」し、
②その者が「負担すべき費用の額」及び「負担の方法」を事業計画に定めておけば
施行者は、公共施設管理者に対して事業費用の負担を求めることができます。
つまり、
施行者と道路管理者の「話し合いで造成費用の負担割合を決める」わけなので、
「道路管理者の了解を得ることなく造成した場合でも、
道路管理者は、施行者に対して、その造成費用の全部を支払わなければならない。」
という記述は誤りです。