「できると思えばできる、できないと思えばできない。
これは、ゆるぎない絶対的な法則である」
画家であるピカソの言葉です!
宅建試験は勉強を始めた当時は「難しいな」と感じたはずです。
私もそう思いました。
でも、私は「絶対合格できる」と思って勉強を続けました!
合格できると思えば、勉強は続けられます。
一方、合格できないと思えば、
勉強はやめるでしょう。
残り1ヶ月半あるので最後まで諦めずに頑張っていきましょう!
今日は早速問題に入ります!
【問1】保証
連帯保証人が債務について時効が完成すると、主たる債務者の債務も消滅する。
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【解答】
×
連帯保証人の時効の完成は絶対効ではありません。
つまり、連帯保証人の時効が完成しても、
主たる債務者の債務は消滅しません。
したがって、答えは誤りです。
もちろん、時効が完成した連帯保証人は債務を免れます。
▼では、連帯保証人について絶対効のものは?
語呂合わせ
『弁当の惣菜、今度は後悔』
で覚えておきましょう!
弁→弁済
惣→相殺
今→混同
後→更改
これらは、連帯債務の絶対効と同じです!
上記4つはどういうことか?
↓
【弁済】
連帯保証人が弁済をすれば、連帯保証人の債務は消滅する。
絶対効なので、主たる債務者の債務も消滅する。
【相殺】
連帯保証人が自己債権を使って相殺すれば、連帯保証人の債務は消滅する。
絶対効なので、主たる債務者の債務も消滅する。
【混同】
債権者が死亡し、連帯保証人が単独相続すれば、債権債務の両方を連帯保証人が持ちます。
これにより連帯保証人の債務は消滅する。
絶対効なので、主たる債務者の債務も消滅する。
【更改】
債権者と連帯保証人との間で、旧契約を消滅させて、新しい契約を結ぶ場合、連帯保証人の債務は消滅する。
絶対効なので、主たる債務者の債務も消滅する。
更改のイメージは、プロ野球選手の契約更改です。
【問2】免許基準
宅地建物取引業者C社の非常勤役員が、刑法第208条の3(凶器準備集合及び結集)の罪により罰金の刑に処せられたとしても、C社の免許は取り消されることはない。
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【解答】
×
非常勤役員も役員です。
この役員が「凶器準備集合及び結集」で「罰金刑」となれば、C社は欠格となり免許取消しとなります。
まず、非常勤役員も役員です。
■役員とは
・役員(非常勤役員も含む)
・取締役(代表取締役も含む)
・執行役
・取締役と同等以上の支配力を有する「顧問」や「相談役」
①欠格者は誰か?
凶器準備集合及び結集の罪+罰金刑となった非常勤役員
が欠格者です!
②法人なので、「法人自身」「役員」「政令使用人」に欠格者がいれば、欠格となる。
今回は役員に欠格者がいるから、C社は欠格となり、免許取消しを受けます。
【問3】盛土規制法
宅地造成等工事規制区域内において、ゴルフ場施設用地の造成のため10万㎡の土地について切土又は盛土を行う場合、宅地造成等規制法の許可を有しない。
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【解答】
×
宅地造成等規制法の許可(都道府県知事)が必要なのは、
「宅地以外の土地を宅地にするため」または「宅地において」政令で定める土地の形質の変更を行う場合です。
宅地造成等規制法でいう「宅地」とは、
「農地、採草放牧地、森林、道路・公園・河川その他政令で定める公共施設の用に供せられている土地」
以外の土地を言います。
つまり、ゴルフ場施設用地は「宅地」に該当し、500㎡超の切土や盛土を行うので宅地造成等規制法の許可必要です。
この「宅地造成等規制法でいう宅地」の定義は「宅建業法でいう宅地」の定義と
は異なるので注意が必要です。
■市街化区域内の農地については
「宅建業法」では「宅地」に当たりますが
「宅地造成等規制法」では「宅地ではありません」
これは、言葉の定義なので覚えるしかないです!