宅建士(宅建取引士)になって難易度が上がる?
2014年6月25日に官報で公告された宅建業法の一部改正によりどのような変化があるかをお伝えします!
■宅地建物取引士資格試験の難易度が上がる可能性がある
これは、今回の宅建業の一部改正の理由にあるのですが
「宅地建物取引業の業務の適正な実施を確保するため」
「宅建業者が従業員に必要な教育を行うように努めさせるため」
という内容があります。
宅地建物取引業の業務の適正な実施を確保するためには、現在の宅地建物取引主任者の知識や能力を向上させる必要はあるでしょう。また、宅建業者が従業員に必要な教育を行うように努めさせることを目的とした背景には、現在の宅建業者の従業員が必要な知識や能力を十分には満たしていないということが考えられます。
この2点から考えても宅建士の試験の難易度は上がる可能性はあるでしょう。
また別の理由からも考えられます。
宅地建物取引士ということは「士業」に該当することになります。
つまり、ここからも、宅建主任者の地位を格上げしようということが伺えます。
そして、士業のその他の合格率を見ると
司法書士:約3%
公認会計士:約10%
税理士:約12%
行政書士:約10%
社会保険労務士:約5%
土地家屋調査士:約8%
不動産鑑定士:約11%
つまり、現在の宅建主任者の合格率15%というのは、合格者が多すぎるため、合格者を減らして合格率を10%前後に合わせてくるのではないかと考えれます。
ではどのように、宅建試験を難しくするのか?
1.合格点は同じで難しい問題を3問ほど増やす
こうすることとで、受験者全体の得点が下げ、その中で合格点を32~35点にしておけば
必然と合格者数は少なくなり、合格率も現状の15%より小さくなるわけです。
2.問題の難易度を変えずに合格点自体をあげる
問題の難易度は例年通りにして合格点を35~38点にあげることで合格率を下げるわけです。
可能性として高いのは1の問題を難しくして合格点は現状の6~7割に抑える形と存じます。
難しくなる宅建取引士試験に合格するためにどのような学習が必要か?
基本は過去問をしっかり解けるようにすることです。
ただ、「詰め込み」学習では難しくなってくるのは間違いないでしょう。
今までであれば、詰め込み学習でも合格できていました。
そして、合格者のほとんどの方が、詰め込み学習で合格していると言えます。
しかし、これからは詰め込み学習では合格できなくなります!
では、どのような学習をすれば宅建士に合格できるでしょうか?
それは、間違いなく、理解学習でしょう。
今でも、理解学習をして合格する方もいますが、ほとんどの方が理解学習ができていません!
その理由は理解するための教材がないからです。
市販の教材や予備校から支給される教材の多くは、
理解できるようになるための内容まで記載されていません。
そうなってくると、あなた自身が別途、宅建以外の法律に関する本を買ったり、インターネットで調べたりする必要が出てきます。
そうなると、今まで以上に学習時間がかかるわけです。
今までであれば、半年は学習に必要だったのが、
おそらく宅建士合格まで1年はかかってくるようになってきます。
今この記事を読んでいただいたことはあなたにとってラッキーではないでしょうか?
多くの方は「まだ勉強しなくて大丈夫だろう」
と余裕を見せている間に、あなたは危機感を持って勉強を始められるわけです。
周りと同じでは不合格です。
周りより早く始め、理解の学習するから合格できるんです!
レトスの模試は、理解学習ができるように詳細解説をつけております!
今年の受験だけでなく、来年の難化が予想をされる試験にも活用できますので是非手にとって見てください!
できれば、今年合格してください!
そうすれば、「来年も苦しい学習をしなきゃ・・・」
という重い気持ちから解放されるはずです!